痔核やいぼ痔などの治療に使われるのが注射療法で、切れ痔や痔ろうの治療には適応していないのです。注射療法は比較的古くから行われている治療法で、患部に刺激性のある硬化剤を注射し、患部を硬化・縮小させ、出血を止める方法なのです。注射は痛みなどを感じない粘膜部分に直接針を刺すので、麻酔をする必要もなく、もちろん、痛みはないですよね。麻酔をかけたり、手術をしたりもせず、簡単に受ける事の可能な治療法なんですが、数年で再発してしまうリスクが高いのが、注射療法のデメリットです。この注射療法は、出血を止める効果はとても高いといわれているものですが、痔核その物を消滅させる効果は非常に低いかもしれません。ですので、注射療法で一度良くなったかなと思って、また肛門に負担のかかるような座ったままの姿勢を長時間継続していたりすると、再び血管が押しつぶされてうっ血してしまい、痔が再発してしまうでしょう。何度も再発してしまうと、過去に注射を打った箇所が硬くなってしまっていたりしますので、注射の効果もその度に落ちていき、効果を見る事ができなくなります。その為に、患者さん本人の生活習慣の見直しや自己管理を1年くらいかけて続けていかなくてはならないでしょう。結局は長い目で見ると一時的なその場しのぎの治療法になってしまうため、保存療法を行い、悪化させないように努力する必要があるのです。注射療法に似た治療法として、腐食療法があるのですが、こちらの場合には注射療法よりももっと刺激の強い薬品を注射し、患部を壊死させる方法ですー